35 post categorizzati come "イタリア映画-作品"

06/11/09

『副王家の一族』 I vicerè

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©2007: Jean Vigò Italia, RAI CINEMA Spa, RAI FICTION Spa, Isitut del Cinema Català;



『副王家の一族』、いよいよ今週末公開ですね。この作品は、2008年のイタリア映画祭で『副王家の血筋』というタイトルで上映された作品なので、ご覧になった方もいるかもしれませんね。

舞台は19世紀半ばのシチリア、カターニアで、スペイン副王の末裔であるウゼダ家が中心となるストーリー。

時代背景や地理的な共通点から、どうしても『山猫』を想起してしまうのだけれど、この2作品のアプローチは似て非なるもの。公式サイトの解説によると、『山猫』の原作が一貴族の記憶を元にして書かれたのに対し、『副王家の一族』は、歴史的な検証に基づいて書かれたのだそう。一方は私的な物語、もう一方は客観的な物語であるというのだから、同じようなモチーフを扱いながらも全く違った作品になるのは当然なのかもしれません。

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29/10/08

『8月のランチ』 Pranzo di Ferragosto:東京国際映画祭

今年の東京国際映画祭は、なんだか都合がつかなくて、最終日に1本だけ観てきました。鑑賞したのは『8月のランチ』です。

舞台となるのは、真夏のローマ。ヴァカンツァのシーズンで閑散とした街と、中年のジャンニが老いた母親と2人で暮らすアパートで、ストーリーが展開します。

ちょっとしたきっかけから、大家さんの母親を預かることになったジャンニ。だが、約束の時間に大家さんが連れてきたのは、母親と叔母の2人で、押し切られるように2人を預かることになってしまう。気がつけば、知り合いの医者の母親も預かることになり、母親を含め、4人の老女の面倒をみることになってしまった。

薬の時間や食事制限を気にしてあげたり、わがままをきいてあげたり、4人のパワーに圧倒されながら翻弄されるジャンニが滑稽で、笑いながらも同情してしまう。たいへんな状況も、明日の昼までのことと割り切ってしまっているのか、もともと面倒見がいいからなのか、ジャンニは部屋から部屋へと動き回る。

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12/06/08

「映画ファンの日記」 Diario di uno spettatore

それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~ナンニ・モレッティも参加しているという『それぞれのシネマ』を鑑賞。とは言っても、気になるところをつまみ食いしただけなので、全体を通しての感想や、個々の作品に対してのレビューをお探しなら、別のサイトを探すことをオススメします。

さて、目的のモレッティ作品のタイトルは、『映画ファンの日記』。そう、”日記”なんです。期待に違わず、あの『親愛なる日記』の番外編のようなテイスト。

誰もいない映画館の客席で、ロビーで、モレッティが映画の思い出を語るモノローグ。本当に、『親愛なる日記』の「ヴェスパにのって」で繰り広げられた、バカンス時期の映画館や映画評論家の話の延長線上にあるようなモノローグが続きます。


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04/05/08

『湖のほとりで』 La ragazza del lago

湖のほとりで [DVD]

小さな村で起こった殺人事件の話ということで、ミステリー作品かと期待していましたが、謎解きの楽しさを味わうようなつくりの作品ではありませんでした。

事件は意外にもあっさりと解決し、アンナの抱えていた苦悩も、限られた時間の中でとった行動も、諦念の理由も、掘り下げられることなく終わります。

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03/05/08

『対角に土星』 Saturno contro

タイトルから想像したように、"試練を乗り換えた後の安定"が、テーマ。加えて、星占いマニアの女性がタイトルのフレーズを口にします。

夫婦や同性愛者のカップルに新しい友人を加えて9人のグループ。集まってディナーをしたり、一緒に禁煙のセミナーを受けたり、時には旅行したり。会話の端々から、そのうちの何人かは10~20年ほどの長い付き合いであることが伺えます。

仲が良くても長い付き合いの間には、本音を出さなくなっていたり、信頼しあっているはずなのに隠し事したり。そんなお互いの変化が、2つの出来事をきっかけに露呈してしまい、ある者はうろたえ、ある者は逃げ出そうとし、ある者は自分の気持ちをぶつけ、9人の関係は破綻しそうになるのですが……。

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30/04/08

[鑑賞前メモ] 考えてもムダさ

考えてもムダさ/Non pensarci

30代なかば、しかも成功は過去のものになってしまったパンクバンドのギタリストが主人公、というだけで、なんだかちょっとユルユルな感じ。気になる作品です。

主人公・ステファノは、人生を見つめなおそうと実家に帰るのですが、父も母も兄妹も、それぞれ問題を抱えていて、ステファノはその問題に巻き込まれていくようです。

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[鑑賞前メモ] 日々と雲行き

日々と雲行き/Giorni e nuvole

マッツァクラーティとは反対に、なんとなく苦手意識を感じているのがソルディーニ作品。一般公開された『ベニスで恋して』、『風の痛み』そして映画祭で上映された『アガタと嵐』。ストーリー展開などは、おもしろいし、リーチャ・マリエッタなどは本当に魅力的で、好きなんですが、どの作品も「そういう結末なの?」と、結末に今ひとつ納得がいかないんです。

ソルディーニ作品とは、相性悪いかも。

ただ、本作は、マルゲリータ・ブイとアントニオ・アルバネーゼという芸達者2人がメインなのと、彼らの出演作は、どれも好みの作品だということもあって、今までの傾向を裏切ってくれるんじゃないかとほんのり期待。

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[鑑賞前メモ] まなざしの長さをはかって

まなざしの長さをはかって/La giusta distanza

過去の映画祭で4作を上映しているマッツァクラーティの新作。割と好きな監督さんなんですけれど、4作観てみて、当たり外れがあるなあというのが正直な感想。当たり外れというと御幣があるかもしれませんが、あくまでも、私の”好み”を基準に判断すると、という意味での当たり外れ。作品の良し悪しを言っているわけではありません。

『聖アントニオと盗人たち』や『虎をめぐる冒険』は、力の抜け具合が絶妙で、おもしろくて、「次回作が楽しみ!」と思える作品だったのに対し、『ダヴィデの夏』や『愛はふたたび』は、題材そのものに魅力がなかったり、力が入りすぎてスベッているような感じだったり。

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27/04/08

[鑑賞前メモ] 湖のほとりで

湖のほとりで/La ragazza del lago

モレッティ作品の助監督を務めたこともあるアンドレア・モライヨーリの長編第1作、ということで、作品の良し悪しは未知数なんですが、CinemaItaliaの掲示板の方に、イタリア語の先生のお勧め作品という情報を頂きましたので、期待できるかなあと、思っているところです。

ノルウェーの作家のミステリー作品を原作としているということで、イタリア映画祭では、あまりお目にかからないジャンルなので、その点でも楽しみにしています。


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25/04/08

[鑑賞前メモ] いつか翔べるように

いつか翔べるように/Lezioni di volo

アルキブージ監督の新作。この監督、『かぼちゃ大王』と『黄昏に瞳やさしく』『明日、陽はふたたび』と、日本で公開された作品もあり、映画祭も『目をつむって(Con gli occhi chiusi)』に続いて2作目と、イタリア映画祭で上映される作品の監督としては、一般公開作が多い方に入るかな。人物や人間関係の描写が丁寧で、個人的にも好きな監督のひとりです。

本作は、ポッロ(チキン)とカリーというちょっと風変わりなニックネームが付いている2人の男の子がメイン。チキン&カリーで、2人は仲良しなわけですね。このあたりの設定、『明日、陽はふたたび』のヴァーレとティーナみたい。

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