大好きなアーチストが、他のアーチストの曲を歌ういわゆるカヴァー曲が結構好き。それも自分の好きな曲だとなおさら。元歌とはまた違った魅力があるし、持ち歌を歌うときとは違った雰囲気がすごくいい。(だから某”カラオケ”番組は結構好きだったのだ)
クリスマスの夜に小田和正の歌声を聴いた。昨年は、声をかけたアーチストたちは誰一人会場に姿を現さなかった。そのせいか、今年は声さえかけなかったらしく、またしても彼一人。
ソングライターでもある小田和正は、オフコース時代の曲も含めるとかなりの数の持ち歌があるはず。でも、あえて、この番組の企画では、彼が選んだ他のアーチストの曲を数曲歌う。
「この曲は、君らが思っている以上にいい曲だよ」と、SMAPを目の前にしてピアノで弾き語りをした「夜空ノムコウ」。小田和正の澄んだ声で聴く「夜空ノムコウ」って、贅沢。そんなことをサラリとやってのけたこともある彼は、この番組でも次々に歌い上げる。リハの風景まで含めるとかなり多彩。山下達郎、チューリップ、佐野元春から宇多田ヒカル、kiroro、椎名林檎までを、やわらかく澄きとおる声で。
その合間には、イントロを聴いただけで当時の想いまでフラッシュバックするような、「さよなら」「Yes-No」「愛を止めないで」・・・・。
来年もまた、この企画があるのなら、ぜひ元歌のアーチストにも参加してもらいたい。臆することなく。小田和正のファンでなくとも、そのアーチストのファンでなくとも、こういった企画にわくわくするオーディエンスが少なからず存在するのだから。
※ CinemaItalia に 2003/01/04 に掲載した記事の再掲です。