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22/08/07

『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』 Marcello, una vita dolce

マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶先日、ようやく、『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』と『イタリア的、恋愛マニュアル』を観てきました。

『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』は、生前の彼のインタビューと、彼の2人の娘、キアラ・マストロヤンニとバルバラ・マストロヤンニ、そして新旧のイタリア映画人数十名のインタビューから構成されたドキュメンタリー。

ひとことで言えば、マストロヤンニを直接知る人たちから彼への、ある種ラブレターを見せられているような印象でした。もうね、マルチェロ・マストロヤンニという人がどれだけ愛されていたのか、それが、スクリーンを通してしか彼を知らない私にも、ひしひしと伝わってくるのです。

彼を語る映画人も、フェリーニヴィスコンティなどの故人から、スコーラタヴィアーニのベテラン勢、トルナトーレアルキブジなど比較的最近の監督、多数の映画音楽を生み出したトロヴァヨーリ、そして数々の共演者と多岐にわたります。生涯で200本あまりの映画に出演したという事実が、ここにも表れているわけです。

中でも、感慨深かったのは、昨年他界したフィリップ・ノワレ。もしかしたら、これが最後のフィルム、あるいは最後に近い時期だったのかなと、語っている内容とは別に、スクリーンを注視してしまいました。

オフショットの映像も少しあって、『黄昏に瞳やさしく』で共演したララ・プランツォーニにまるで自分の孫のように接している姿に、素の彼が見えたようで、この部分が一番印象的でした。

視点を登場する映画人へ移せば、かつては、いたずらな子猫のようだったカルディナーレの変貌ぶりに驚き、逆に、変わらぬ美しさのアヌーク・エーメに驚き。

いろいろな意味で贅沢なドキュメンタリーであることは間違いありません。でも、欲を言えば、マストロヤンニと共演回数も多く名コンビだったソフィア・ローレンには、新たにインタビューしてほしかったです。

ラストのシークエンスは、『ニュー・シネマ・パラダイス』のそれを想起させます。ラテン・ラヴァーと呼ばれたマストロヤンニを象徴しているのでしょう。

マストロヤンニ自身が語った内容を中心に構成された『不滅の名優マルチェロ・マストロヤンニ Marcello Mastroianni, Mi ricordo, si' mi ricordo』と合わせて楽しみたい作品です。

公式サイト
IMDb

B001BAH84E マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶
マルチェロ・マストロヤンニ, クラウディア・カルディナーレ, ソフィア・ローレン, ルキーノ・ヴィスコンティ, マリオ・カナーレ;アンナローザ・モッリ
ビデオメーカー  2008-10-03

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» マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶 [ロッタのひなたぼっこ]
私の大・大・大好きなマルチェロ・マストロヤンニ。 誰もが愛さずにいられなかった、世界のラテンラヴァー。 『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』と題して、没後10年を記念し、バルバラとキアラの二人の娘を中心に、彼に関わった人々が彼を懐かしむ映画が公開されています。 実に160本を超える映画と多くの舞台で活躍し、世界中で愛された稀代の俳優。 私は、彼の歳の取り方が素敵だと思っています。 妙に若く見せることもなく、そのまま年齢を重ねていって、おじいさんになった時にはとても可愛く映り... [Continua a leggere]

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