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16/05/06

イタリア映画祭---宴の始末

イタリア映画祭が終わって1週間。各作品について書く前に、軽くまとめを。

今回は長編11本(特別上映を1本パスしたので)に加えて短編も11本で、合計22本。楽しくもあり、つらくもある(笑)数日間でした。毎日のように通いつめたパスポート組のみなさま、そして関係者の方々、本当にお疲れさまでした。

昨年もこんなこと(↓)を書きましたが

今年は良くも悪くも突出した作品がなかった気がします。「夜よ、こんにちは」のような強力な作品も、「死ぬほどターノ」のようなインパクトのある作品も。

その印象は、今年も変わりません。それがいいとか悪いとかは、一概に言えることではないし、イタリアで公開されている作品全体がそういう傾向にあるのかもしれないのですけれど。

鑑賞した作品の中で今年の一番はなんと言っても『私が望む人生』。俳優同士の恋愛という目新しくもないテーマの作品なんですが、実際の恋愛の進行と劇中劇のストーリーの進行とが非常によく計算されています。実生活に入り込んでくる映画のセリフ、映画のシーンに持ち込まれる本当の気持ち、絶妙な脚本でした。

楽しかったのは『恋愛マニュアル』。「恋」「危機」「浮気」「別離」という恋愛の4つのシーンが、少しずつ重なる登場人物とアイテムで結び付けられていて、一つ一つの話としても楽しいし、全体としても楽しい。こんなふうにかるーく楽しめる作品が、もっと上映されるといいのになあと思います。

期待していたオズペテクの『聖なる心』は、予想していた「自分探しがテーマのストーリー展開」とはちょっと違っていて、今までの作品よりも少し咀嚼するのに時間が必要。彼女がたどり着いた解答はある種の悟りだったのかな。例のシーンではちょっと『テオレマ』を思い出しました。


あと今回気になったのは子役。『瞳を見ればわかる』のルチア、『聖なる心』のベニー、そして短編の『話をしてあげよう』の女の子。大人には見えなくなってしまった何かが、素直な子どもの目にはしっかりと映っているのではないかと思わせるものがありました。ちなみに『聖なる心』のベニーは、昨年の『ママは負けない』に出ていたカミーユ・デュゲイ・コメンチーニ。フランチェスカ・コメンチーニの娘だそうです。


ところで、ちょっと驚いたのはジャスミン・トリンカ。『恋愛マニュアル』と短編の『サンテンハチジュウナナ』に出演していましたが、クレジットを見るまで気がつきませんでした(汗) 『息子の部屋』の頃に比べて、大人っぽく、そして綺麗になりましたね。

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