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28/12/05

スクリーンの向こう側・第5回:『オンリー・ユー』(後編)

前編から続く)

ポジターノに来たのには目的がありますから、リゾートを満喫するような光景ばかりというわけではないのですが、それでも、デイモンを探すプールの向こうにも、夕焼けを眺める部屋のテラスからも、ロマンチックな食事をするリストランテからも、明るい日差しの中コーヒーを飲むテラスからも、必ず海が見えます。

南イタリアの空の色を映し出すティレニア海は、スクリーンの主役ではありませんが、見る人に強い印象を残す名脇役ではないかと思います。この作品を見た後は、レ・シレヌーセに泊まって海を眺めて過ごすためだけに、ポジターノへ行ってもいいとさえ思えるほどですから。

ちなみに、このホテルの名前であるシレヌーセというのは、ギリシャ神話のセイレーンに由来しているのだそうです。船人たちを惑わす歌声を持つセイレーンが暮らす海。そんな海が目の前に広がっているのですから、打ち寄せる波の音を聴きながら、フェイスがいつにも増してロマンチストになって、かつての占いを信じきってしまったのも、攻められないことかもしれません。

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27/12/05

スクリーンの向こう側・第5回:『オンリー・ユー』(前編)

B000002AO0シチリアからスタートして徐々に北上しようという予定で、前回はようやく本土上陸、バジリカータを舞台とした『ぼくは怖くない』をご紹介しました。さて、次は何にしよう?

当初の予定では、プーリアが舞台の『血の記憶』にしようかと考えていました。この地方の方言はギリシャ語の影響が大きく、他の地方の人には難解なため、イタリア国内での公開時にイタリア語字幕が付いたという、いわくつきの作品です。

この作品は、第1回のイタリア映画祭で上映され、その後一般公開もされているのですが、日本どころか欧米でもソフトの入手が難しいようなのです(私が確認した限りでは販売されていませんでした)。せっかくご紹介しても、今後見られる可能性がかなり低いのではないかと判断し、別の作品をご紹介させていただくことにしました。

では、次なる舞台は……メルフィからぐぐっと北上してカンパーニア州はポジターノまで飛んでいくことにしました。ポジターノといえば、昨年公開されたダイアン・レイン主演の『トスカーナの休日』でも、甘いルックスのイタリア男が住んでいる海沿いの街として、登場していましたね。でも、今回は別の作品、『オンリー・ユー』をご紹介したいと思います。

『オンリー・ユー』は、アメリカ製作のラブ・コメディで、マリサ・トメイ演じるフェイスが、”運命の人”デイモン・ブラッドリーを追って、アメリカからイタリアへと飛び、イタリア各地を巡るロード・ムービーです。

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12/12/05

カンノーロ--『ゴッドファーザー 3』

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写真はカンノーロ(カンノーリ)というシチリアのお菓子。シチリアのバールで、ショーケースの一角がドルチェでいっぱいのお店には、必ずと言っていいほど山のようにこのカンノーロが積まれています。

カンノーロは、ワッフルコーンのような生地を筒状にしたもの(2軒のお店で食べましたが、どちらも内側がチョココーティングされていました)にリコッタ・チーズをたっぷり詰めて、両端に砂糖漬フルーツをのせたもの。ご丁寧に粉砂糖がふりかけてあります。でも、見た目ほどは甘くありません。ペロッと1本いけます(^^)

このカンノーロが登場するのも、『ゴッドファーザー 3』です。

===以下、軽くネタバレがあります。ご注意ください。===


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07/12/05

2005/11月・12月発売のDVD

B0006BA04O11/16  ミニミニ大作戦 2003  (DVD
11/25  禁じられた遊び/ブーベの恋人  (DVD
      ブーベの恋人/アルジェの戦い  (DVD
      ※ツインパックでの販売。ブーベの恋人単独での販売はこちら >> (DVD
11/25  ピノッキオ (DVD
11/25  道/魂のジュリエッタ  (DVD
11/25  自転車泥棒/無防備都市  (DVD
11/25  ベン・ハー コレクターズ・エディション  (DVD
11/25  マイ・ファーザー 死の天使  (DVD
11/25  9月になれば  (DVD
11/25  ダ・ヴィンチ ミステリアスな生涯  (DVD
       監督:レナート・カステラーニ
12/7   トスカーナの休日  (DVD
12/16  ナポリ湾 IT STARTED IN NAPLES (DVD
12/16  オードリー・ヘプバーンBOX (DVD
      「ローマの休日」など6作品を収録
12/21  セッソ・マット  (通常版)(限定版:劇場公開パンフレット付)
12/22  愛の神、エロス  (通常版)(初回限定版
12/22  肉体の悪魔  (DVD
12/22  ゴッドファーザー
      (ゴッドファーザー -GAMEへの招待-)  ※Part1、ゲームの紹介DVD
      (ゴッドファーザー DVDコレクション -GAMEへの招待-
      ※シリーズ3作、ゲームの紹介DVD

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11月分のアップが遅れてしまったので、12月分と合わせてまとめておきます。例によって、再販ものが多目ではあるんですが、ところどころに注目作が。

11月は、『ダ・ヴィンチ ミステリアスな生涯』。これは映画ではなくてテレビ用のドキュメンタリーなのだそうですが、映画監督でもあるレナート・カステラーニが監督をしています。ドラマチックではないかもしれませんが、ダ・ヴィンチについて映像を通して理解を深めるのによいかもしれません。(でもちょっと高いなあ)

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05/12/05

マッシモ劇場 Teatro Massimo

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この劇場を舞台とした最も有名なシーンは、おそらく劇場内の舞台で演じられたどんなオペラでもなく、劇場の外側、正面の大階段で撮影された「ゴッドファーザー 3」のラストシーンではないでしょうか。

映画では、劇場内でオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」が上演されるシーンもあるのですが、そのシーンはマッシモ劇場でのロケではなく、チネチッタ内のセットによる撮影だそうです。当時、マッシモ劇場は修復中で内部を撮影に使用できなかったからなのだそうですが、このチネチッタのセットが細部まで本物そっくりに再現されているのだとか。あっぱれ、チネチッタ。

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CinemaItalia的シチリア

toto-01さて、なにから書こう・・・・。

単純に個人的な旅行の記録をアップしてもねぇ・・・・・ということで、映画に関係のあるトピックに的を絞って書いていくことにしました。映画のロケ地もいくつか訪れたことですし、写真を添えながら少しずつ。

行く前には、せっかくイタリアへ行くのだからと、映画関連の雑誌とか、日本未公開作品のDVDとか買ってこようと目論んでいたんですが、そうそううまくはいかないものです。

街歩きの途中、行き当たりばったりで書店に飛び込んで探してみるも、それらしきものは見当たらず。事前に映画雑誌のタイトルぐらい調べておけばよかったと反省。DVDも、最新のアメリカ映画中心に少し扱っているお店があったぐらいで、充実したショップには巡りあえず。

観光客が徘徊するエリアには、そういったショップは少ないのかもしれないと悟ったのでした。まあ、少々高くつくけれど、日本からでも買えるものだし、買い物に時間を費やすのももったいないので、積極的に探したわけではないんですけれどね。

でも、映画館周辺に飾られた映画のポスターも、ほとんどがアメリカ映画。イタリア映画といえば、テレビで「家の鍵」のCMを見かけたぐらい。日本も良く似た状況だけれど、イタリア映画好きとしては少し寂しいものがありました。

(写真は、パレルモのポリテアーマ劇場近辺でたくさん見かけた”トト”。)

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