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02/07/04

パンときゅうり

いわゆる”せっかく主義”の私は、旅先ではなるべくそこでしか体験できないものを楽しもうと思っている。特に食事は。以前、海外旅行が今ほど一般化していなかった頃は、海外で和食が恋しくなったときの為にと、梅干しやインスタントの和食を持って海外へ行くという人も少なくはないのだと聞いた。幸か不幸か、私は「白いご飯がないと・・・・」というタイプではないので、初めての海外滞在が5週間にも及ぶというのに、和食の類は持たずに出かけた。行き先はロンドンだから、どうしても食べたくなったら、日本料理店へ飛び込めばいい。

ところが、彼の地で食べたくなってしまったものは、意外なものだった。焼きそばだ。それもソース焼きそば。ビジネス客がメインの日本料理店にはそんなメニューはないし、中華料理のそれとも違う。我ながら、笑ってしまう。そして、ロンドンにもあることはあるが、「やっぱり日本のでないと」と思ったのは食パンときゅうり。真っ白く、ふんわりとした食パンと、みずみずしいきゅうり。

健康食ブームなのか、売られているパンは、ほとんどが胚芽入りだったり、ライ麦入りだったりで、日本のあの白いパンは人気がないらしい。それも、水分が少な目なのか、ちょっとパサついた感じなのも気になる。トーストホルダーにおさまった薄いトーストを口に運びつつ、厚切りにした白い食パンをトーストしてバターをたっぷり塗って食べたいと思った。

それから、きゅうり。けしてズッキーニではなく”きゅうりのように冷静な”のきゅうり。ああ、どうして成長しきったきゅうりを彼らは食しているのだろう。きゅうりは、みずみずしさの残るうちに摘まなくては。妙なところで食生活・食文化の違いを体験することになってしまった5週間であった。

※ CinemaItalia に 2001/01/28 に掲載した記事の再掲です。

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