告白、そして価値観の違い
なぜか最近、放映が終了してしまったドラマにはまっている。放映中は見たり見なかったり・・・だったくせに、である。
そのきっかけは最終回のラストシーン、エンドロールが流れる中(もう本当に最後の最後、ですね)準主役の彼が自分の心境を明かすことば。そのときの彼の視線、表情。もう、そのシーンにやられたとしかいいようがない。
もちろん、それが彼自身の魅力だけによるものではなく、演出や脚本、カメラアングルの妙であることは百も承知。いや、その相乗効果といえるのかも知れぬ。
で、そのドラマの単なるレビューのページからはじまりサイトを巡るうち、当然というか必然というかその種のサイトへたどり着き、同じようなきっかけで中毒に陥っている人々が少なくないことを知る。・・・・が、それ以上に驚いたのは価値観の違いというものを認識するに至ったこと。
言っておくがそこで扱われている内容についてではない。私自身は積極的に好むわけではないが「アナザー・カントリー」や「モーリス」、「リプリー」だろうが「ベニスに死す」だろうが、被写体が美しければ寛容になる。(これらはソフトな方だけれど)
二次小説という分野は京極作品にも存在しているから、驚きはしない。
ポイントは情報を扱う方法や、公開する手段について、である。その種のサイトでは諸事情により、検索エンジンに登録されないようにしている。リンクは許可が必要。メニューページの前に必ずといっていいほど注意書きのページがある。期間限定で旬を過ぎたら潔く撤去する。etc.etc. これって、逆! そう、HPを公開し、多くの人に見てもらいたいと思っている人がアクセスアップのためにすることのほぼ逆の行動なのである。それでも、人気のあるサイトはカウンタがくるくる回る。ふむぅ。知らなかった世界がここにもひとつ。
さてさて、件のドラマは続編/スペシャルが放映される可能性を示唆した終わり方だったが、実現するのだろうか。
唇がアシンメトリーな形をつくる彼のシニカルな笑顔をまたTVで見られることを期待しつつ、9月に発売されるDVDを待つとしよう。
※ CinemaItalia に 2002/08/07 に掲載した記事の再掲です。
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